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 畠山ゼミナールは、国際社会と日本の将来を真剣に学ぶ場です。日々の授業では各人が問題意識を持ち、皆で共有し合うことによって学びを深めています。

 私たちは一年間の学びをより一層充実したものにするために、学びの「目的」として年間テーマを設定しています。今年度のテーマは「日本の役割と新秩序の構想―“新型”脅威の登場と進行するパワートランジションの中で―」です。今年に入って起きたイスラム国による邦人殺害テロ事件は、我々にかつてないほどの衝撃を与えました。その出来事からは、国際社会が現在、国家による伝統的脅威の他にテロやサイバーといった非国家主体による脅威への取り組みを迫られていることを考えさせられました。国際社会全体が今まで経験したことのないような課題に直面する中で、アジアの大国である日本は、有史以来、独自に発展してきた能力を活かして何ができるのかを考えて参りたいと思います。

 また、畠山ゼミナールは、将来、国際社会で活躍できるリーダーを育成する場です。組織体制を敷き、皆でゼミの運営を支えることで実践的にリーダーシップを学んでいます。一人ひとりが自ら考え行動することで役割を見出し、それを全うすることでリーダーに必要な人格を磨いています。

 国際政治に関する学びをより一層深めるとともに、「ゼミに何ができるのか」を自らに問い続け行動して参ります。まだまだ未熟ではありますが、後輩、同輩のより一層の成長を、自らの行動で促進できるような存在になることを目標に日々精進して参ります。

第15期幹事長 關 登紀枝

 

 

   我々畠山ゼミナールは、国際政治の研究を通して国際社会の将来と日本の役割を考えるとともに、ゼミ生一人ひとりがリーダーとしての自覚を持ち、役割を担い全うしていくことで、国際社会で活躍できる主体性のある女性リーダーを目指し、必要な資質を身に付けるべく日々精進しています。

 今年度、畠山ゼミナールでは年間テーマを「日本の役割と新秩序の構想ー“新型”脅威の登場と進行するパワートランジションの中でー」と決定しました。グローバル化の進展やISに代表される国際テロリズム、サイバー攻撃、大量破壊兵器の拡散などに象徴される“新型”脅威の登場、また一方で、中国の軍備拡張、ロシアの領土変更、あるいは新興国の台頭などにみられるパワートランジションの影響を受け、今日の激動する国際社会の中で、多様な価値観を調和し、国際社会を真の人類共生の場へと導くための日本の役割を考えるべく、研究を重ねています。

 また、ゼミ発足以来毎年、学習院女子大学大学祭においては講演会またはシンポジウムを開催しています。今日の様々な脅威が錯綜する国際社会を生き抜き、ひいては国際社会の平和の実現のために我々日本人は何ができるのかという問題意識を、学内外一人でも多くの方に広められるよう活動しています。ささやかな試みですが、こうした手段で社会に働きかけ、国際社会の在り方を今一度見直す機会を提供することそれ自体が、大学生としてできる一つの社会貢献であると考えています。

 最後に、私事になってしまいますが、一人の日本国民として、学生として、女性として、そして幹事長として、いま自分には何ができるのかを常に考えながらいまを生き、在るべきリーダー像を体現し、ゼミ全体を統率していけるよう、精励する所存です。

 

第16期幹事長  上岡里帆

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